信頼とコスト
信頼を勝ち取る。
信頼され続ける。
信頼を回復する。
何かにつけて信頼信頼言うけど。
そこまで言われ続けると、下記の考え方は受け入れられるのかどうかが不安になる。
仮にサービスが1万円のものとする。
10中10人に信頼されるため、隅々まで行き届いたサービスを展開する。
10人に信頼されきっちり10万円もらう。
ただ、それだけきめ細かいサービスなので一人当たり6000円、全部で6万円のコストがかかる。
10人中8人に信頼され、2人の信頼を失う、80点くらいのサービスを展開する。
2人に信頼してもらえず2万円返金し、8万円がもらえる。
ただ、80点のサービスなので、1人当たり3000円、全部で3万円のコストで済む。
前者の利益は4万円。後者の利益は5万円。
サービスの顧客開拓がしづらければ、前者のサービスの方がいいともいえる。
サービスの顧客開拓がしやすいのなら、後者のサービスがいいともいえる。
ここで言いたいのは、どっちがいいサービスかっていう話ではなく。
「信頼」というものを、こういった議論のテーブルにあげることを、この世の人たち、ていうか特に日本の人たちはどう感じているのだろうね、と言う話。
信頼はお金ともいわれる。
なら、100万欲しい人は100万円分の信頼を勝ち得なきゃいけないだろうし、2万円欲しい人は2万円分だけ信頼してもらえばいいことにもなる。
信頼って、なんだろうね。